テレワーク時代のラボライフ!

叶え!私たちの夢――――

 

ではなくて、わりとシビアな方のラ「ボ」ライ「フ」です。テレワークが長く続いていて、まだラボの方も入室制限があるので、現状、どんな感じでラボ生活しているのかを綴っていきます。

 

ラボの現状

まずはじめに職場の現状から。

  1. 入館前に全員マスク着用、手指を消毒
  2. すべての部屋、すべての時間において、事前予約制
  3. 同室に規定以上の人が同時には入室できない(ソーシャルディスタンス)
  4. 週当たりのトータル時間の目標値が設定されている
  5. 実験指導など人と話す必要がある場合は別の制限あり

こんな感じになっています。

 

なので、事前にどういう実験をするべきかある程度組み立てていかないと難しい感じ。もちろん、その場で(in situ)実験計画を変更することもあるけど、その辺もおおむね織り込んだ予定作りが重要。

 

スケジューリング

ラボの予定表は研究所の予約システムから予約していくようになってます。そのシステム上で「この部屋には同時に〇人以上は入れない」と設定されているので、同時に一定数以上の人間が同一の部屋に入ることはない状況になってます。メインのラボはだいぶ人数は入れるようになったけど、コロナ前みたいにラボで気軽に誰かと話すってことはだいぶ減った印象。

 

と、ここまでは予約の話なんですけど、自分の実験計画管理はGoogle calendarで行ってます。生殖工学の実験は1つの実験が、最短でも96時間かかるので、常に二週間後の実験計画を立てるようなイメージです。

 

僕の方法は下記の通り。

  1. 実験室予約と連動して、Google calendarに予定を入れていく
  2. 作った遺伝子改変マウスの誕生予定日やテールカットの予定なども記入
  3. meetingの予定なども記入
  4. タスクも極力 To Do には入れず、なるべく予定表に記入
  5. 実際に行ったことと予定表がずれた場合は忘れずに修正(行動ログ用)

最後の5番が一番重要だと思います。テレワークや時短営業になって、自分ひとりの時間が増えたので、ログの管理が曖昧になったままだと、自分の進捗状況を把握するのがゆるくなりすぎる感じがします。自分の行動や実験データの可視化は、driving forceとしてかなり重要なのでしっかりとってます。

 

実験ノート

実験ノートは以前からOneNoteを使っています。詳細はこんな感じ。

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ラボでも自宅でも、自分のOneNoteから全部見ることができ、検索なども使えるので実験の進捗把握や実験計画立案にも役立ってます。

 

また、ここが一つのメリットなんですけど、Android携帯やタブレットOneNoteを開くと、自宅PCで記入したwindows onedriveに保存されている付箋を見ることができるので、

 ① 自宅PCで今日実施する項目や注意書きメモしておいて、

 ② ラボで開いて確認する

という使いかたしたりもできます。

 

OneNoteプロトコールのセッションも作ってあるので、実験は実験ノートや紙のプロトコール集を参照しながら行うのではなく、携帯のOneNoteを見ながら実施できます。

 

 

こんな感じで、極力ラボにいる時間を減らしつつも、前と同じパフォーマンスを達成するために、楽にできる方法を常に探しています。また何か思いついて試したら追加します。

 

トクロンでした。