研修(前夜)

新宿というには違和感を覚えるほど人影の少ない路地を入って、今日の宿を目指すと、百円均一で買った粗末な折り畳み傘が風でキシキシと悲鳴を上げる。『新宿公園→』という白い看板がぼうっと暗がりに浮かび上がると、妙に物悲しくなって、小雨の中を立ちすくしてしまったのだったー

 

あ、どうも特論です。『ハケンアニメ!』って小説読んでたせいで、カンフー映画を見てきた昭和の子供みたいに小説書きみたいな文章使ってみたくなってます。病気です。

 

ハケンアニメ!

ハケンアニメ!

 

 

ハケンアニメは、最初『SHIROBAKO』みたいかな?と思いましたが(冒頭の数ページはそのとおりですが)、 王子編の終盤の台詞とかいいですね。あと”悪い人のいない職場”という意味が、現職にも当てはまって、あのページから読む速度変わってきました。

 

と、前置きはここまでで、ようやく来年のお仕事も決まったので、休みを取って、研修に来ています。冒頭の駄文の通り、新宿にいるんですが、170名くらいの同業者がこのあたりにいるはずなのに、何もお声がかからない特論ではあります*1

 

公益社団法人日本実験動物学会:講演会・講習会

 

管理者の研修なわけですが、今、全国の動物実験施設では深刻な予算不足が問題になっています。大学本体の運営費交付金の縮小を受けて、動物実験施設にまわせるお金も少なくなってくるというわけなんですが、これまで何回かに分けて書いてきた環境の維持が難しくなってくるという問題が出てくるんですよね

 

飼育環境を一定にすることは何故重要なのか? ―イントロ― - doubutsutokuronの日記

飼育環境を一定にすることは何故重要なのか?その1 ―温度― - doubutsutokuronの日記

飼育環境を一定にすることは何故重要なのか?その2 ―湿度― - doubutsutokuronの日記

 

 

で、この環境維持に一番お金がかかるのが、「温度」ではなく実は「湿度」なんですね(またまた実は温度と湿度は同時に制御しないといけないわけですが)。この辺はいずれまた書きます。

 

今回の研修で、ちょっとでもランニングコスト削減の糸口が見えればと思う特論でした。

*1:お察し下さい